「第二種電気工事士って、取る意味ある?」「電気工事の仕事をしない人にも役立つ?」と気になっている人もいると思います。
ビルまるは、設備管理の会社に入社してから第二種電気工事士の試験に合格し、その後、免状も取得しました。電気工事や設備管理の仕事を考えている人には、取得を検討する意味のある資格だと思っています。
今回は、必要になる仕事や将来性、自宅での使い道を紹介します。実際に経験したことと、これから期待していることも分けてお話しします。
第二種電気工事士は何ができる?
第二種電気工事士は、一般住宅や低圧で受電する小規模な店舗などの電気工事に使える国家資格です。免状の交付を受けることで、対象となる設備の配線やコンセント、スイッチなどの工事に従事できます。
自宅のコンセント交換にも使える
身近な使い道は、一般的な住宅の壁コンセントやスイッチの交換です。ビルまるは自宅で交換した経験はありませんが、仕事以外でも使い道があるのは、この資格のメリットだと思います。
もちろん、資格を取っただけで、どんな工事もすぐできるわけではありません。作業に応じた知識や技能、停電・無電圧の確認などが必要です。賃貸住宅では、設備を変更する前に管理会社や所有者への確認も必要になります。
ビルの100V設備は区分に注意
「100Vのコンセントだから第二種で工事できる」とは限りません。高圧で受電するビルなどの自家用電気工作物では、第二種だけでは対象の電気工事に従事できません。
工事できる範囲は、器具の電圧だけでなく設備の区分で決まります。認定電気工事従事者など、追加の資格が必要になる場合もあります。
どんな仕事で必要になる?
資格が必要になるかは、業種名だけでなく、担当する作業の内容で決まります。
| 仕事 | 資格が役立つ場面 |
|---|---|
| 住宅・小規模店舗の電気工事 | 対象設備の配線、コンセント・スイッチの設置や交換 |
| リフォーム・住宅設備の工事 | 工事に伴って、対象となる電気配線や器具を変更する場合 |
| 設備管理・ビルメン | 対象設備の電気工事や、電気の基礎知識を身につけること。ただし建物の設備区分を確認 |
設備管理のすべての仕事に第二種が必須というわけではありません。それでも、電気設備に関わる仕事なので、勉強した内容を仕事の理解につなげやすい資格だと思います。
設備管理員が考える取得メリット
早めの資格取得は評価につながると思う
ビルまるは、まだ免状を取得したことを会社に報告していません。そのため、この資格で評価が上がったという実体験はありません。
ただ、第二種電気工事士を含む「ビルメン4点セット」を早めにそろえることは、会社からの評価につながると思っています。資格取得に取り組むことは、仕事に必要な知識を身につけようとする姿勢も伝えられますね。
一般にビルメン4点セットと呼ばれるのは、第二種電気工事士、危険物取扱者乙種第4類、二級ボイラー技士、第三種冷凍機械責任者です。全員が最初から全部持っていなければ働けない、という意味ではありません。
会社によっては資格手当もある
会社によっては、資格手当や受験費用の補助があります。対象資格、金額、支給条件は会社ごとに違うので、就業規則や資格取得支援制度を確認しておくといいですね。
ビルまるの会社は資格取得に力を入れていて、技能試験に向けた実技講習がありました。練習用の材料や簡単な工具も会社が用意してくれました。
実際に取り組んだ勉強や工具の準備は、第二種電気工事士の勉強方法|学科・技能試験の対策と工具の準備にまとめています。
第二種電気工事士に将来性はある?
住宅や店舗の電気設備は、設置したあとも修理や更新が必要になります。そうした対象設備の電気工事に使える資格なので、電気工事や設備管理を続けたい人には、今後も活用する場面があると考えています。
ただ、資格だけで就職や収入アップが決まるわけではありません。実務経験や作業の正確さ、対応できる設備の範囲も大切です。
「取れば一生安泰」と考えるより、電気に関わる仕事を始めたり、できることを増やしたりするための資格として考えるのがいいと思います。
取る意味があるのはこんな人
- 住宅などの電気工事の仕事をしたい人
- 設備管理・ビルメンを目指す人
- 現在の仕事で電気の知識を身につけたい人
- 一般住宅のコンセントやスイッチの工事にも関心がある人
逆に、仕事でも自宅でも使う予定がないなら、目的を考えてからでもいいと思います。受験料だけでなく、参考書や工具、練習材料、免状申請にも費用がかかります。
合格したら免状の申請も必要
試験に合格しても、免状は自動では届きません。ビルまるは申請が面倒で約5年も後回しにしてしまい、その後、郵送で申請しました。
これから取る人には、合格した勢いで申請まで済ませておくことをおすすめします。
必要な準備や郵送申請の体験は、第二種電気工事士の免状申請方法|合格後に約5年放置した体験談で紹介しています。
使いたい場面があるなら取得を検討しよう
第二種電気工事士は、電気工事の仕事に使えるだけでなく、設備管理の勉強や一般住宅の工事にもつながる資格です。
ビルまるは、自宅での交換や会社の評価への影響はまだ経験していません。それでも、仕事で使う知識を学び、資格として持っておく意味はあると思っています。
取得を考えているなら、まずは会社の支援制度や資格手当を確認して、勉強と工具の準備を進めてみてください。


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